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生体肝移植はどうやって行われるのか

体の中には一つしかない臓器もあれば複数ある臓器もあります。心臓や胃などは一つしかありませんが、腎臓は左右に1つずつあるので2つ存在します。何らかの病気で移植しか治療の道が無い時は誰かから臓器の提供を受ける必要がありますが、主な提供者としては脳死状態の人からになるでしょう。しかし脳死の人が日々いるわけではなく、さらにその人の臓器との相性もあるので必ず移植できるわけではありません。そこで行われるのが生きている人からの移植で、腎臓なら2つの内の1つを取って移植する方法が取れそうです。それ以外に肝臓においても行われますが、肝臓はそれぞれの体に一つしかありません。肝臓の生体移植は健康な肝臓の一部を切り取ってそれを肝臓の機能が低下した人に移植する形で行います。健康な肝臓は一部を切り取ったとしてもその部分を回復する力を持っていて、手術後しばらくすると元の大きさに戻るとされます。移植された方の肝臓もうまく機能すれば徐々に大きくなるでしょう。

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